第43回衆議院議員選挙・中間総括(案)
1、はじめに
第43回衆議院議員選挙は、10月28日公示11月9日投票で戦われました。
任期8ヵ月余りを残した、予想通りの小泉首相による解散総選挙となりました。
この直前、第2次小泉内閣を発足させるとともに、北朝鮮拉致問題などでマスコミ人気のあった安倍晋三氏を幹事長に起用し、選挙戦に挑んできました。
我が民主党は、予てからの懸案であった、小沢自由党との合併を果たし、政権選択マニフェスト選挙を訴え、政権交代の実現、二大政党制の実現を強調し、200議席以上の当選を目標に戦いました。
しかし、投票率が前回よりも低かったこともあり、目標には至りませんでした。民主党は結果的に、解散時137を40議席上回る177議席を獲得しました。一方、自民党は237議席の過半数割れで、公明党との連立政権を継続する結果となりました。又、社民党・共産党はいずれも一ケタ台に落ち込みました。
我が民主党の訴えてきた、二大政党制が有権者に評価されたものであります。
比例票においては、民主党が第一党となりました、山梨県内においても、自民党を9,245票上回りました。この結果は、来年の参議院選へ向けて大きな弾みであり次期衆議院選では、まさに、政権交代の実現を果たすべく活動の強化を図っていく必要があります。
2、県内三選挙区の経過
【山梨第1区選挙区】 1区選挙区については、小沢さきひと氏を擁立し、党・後援会・連合山梨が中心となり一枚岩体制で戦ってきました。
小沢候補においては前回苦戦した峡東地域も含めて、1区内のほとんどの市町村において50%以上の得票を得て最終的には得票率で54.9%、26,341票の大差で自民党候補の惜敗率63.22%と大きく引き離しました。輸入候補という相手候補の敵失もありますが、前回選挙で自民党候補を破り、この間の小沢さきひと氏の地道な活動が評価され、楽観的な雰囲気を払拭させて緊張感を持たせる戦術も功を奏すとともに政権交代・年金改革・景気対策などの政策を訴え幅広い支持を得て当選を果たすことができました。
【山梨第2区選挙区】 2区自民党候補の独走に歯止めをかけたい、政権交代をかけた選挙戦であり、民主党支持者の声を受け止めて、どうしても候補擁立を図らなければとの思いで2区内の関係者と数次にわたって協議を繰り返してきました。具体的に何入もの候補者が上げられ、それぞれ擁立への条件整備に努めましたが、結果的に候補擁立ができず不戦敗となってしまいました。
この2区の共産党の得票率23%は、他選挙区と比較すると倍以上あり、自民候補に投票出来ない層が投票したものと考えられます。又、投票率も59%と他選挙区より低い結果となっております。
党も基盤が最も脆弱な地域であり。組織体制の確立とともに早い時期に候補者を決定し取り組む必要があります。
【山梨第3区選挙区】 3区選挙区については、後藤ひとし候補を擁立して戦いました。後援会・民主党・連合山梨・同窓生・親戚等々が一体となって目標達成に総力を上げ取り組み、地域支部事務所も17ヵ所に設置し体制確立を図ってまいりました。
こうした中で輿石参議院議員の東明会のご支援も頂く中で、地域活動の展開がなされました。
選挙戦では、若さと行動力・真面目さ・一生懸命さ・政策能力(国会議員としての実績)をアピールするとともに政策勝負を全面に出し、地域活性化(農林業・商工業)安心安全社会の実現、活力ある町づくりなどを訴えてまいりましたが、結果は大変残念な結果に終わってしまいました。しかし、今回62,475票の支持をいただき前回票(54,517)を7,958票と大きく支持を広げることができました。
惜敗率は75.17%と健闘しましたが、比例当選もわずかに及びませんでした。
この選挙区は、自民の基盤の強い地域であり、中巨摩東3町と小淵沢町で自民候補の得票を上回りましたが他市町村ではリードを許してしまいました。
3、選挙結果
| 1区 |
小沢 鋭仁 |
71,623票(54.9%) |
| 米田 健三 |
45,282票(34.7%) |
| 遠藤 昭子 |
13,545票(10.4%) |
| 2区 |
堀内 光雄 |
101,727票(77.1%) |
| 花田 仁 |
30,225票(22.9%) |
| 3区 |
後藤 斎 |
62,475票(39.8%) |
| 保坂 武 |
83,107票(52.9%) |
| 深沢 久 |
11,555票( 7.4%) |
| 比例 |
民主党 |
161,663票(38.5%) |
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1区 |
54,342票 |
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2区 |
46,031票 |
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3区 |
61,290票 |
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自民党 |
152,414票(36.3%) |
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1区 |
41,950票 |
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2区 |
56,130票 |
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3区 |
54,334票 |
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公明党 |
60,806票(14..5%) |
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| 共産党 |
30,662票( 7.5%) |
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| 社民党 |
13,227票( 3.2%) |
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4、選挙総括
【1区選挙区】
(1)政権選択選挙が有権者に理解された。
(2)前回選挙で議席を得た小沢さきひと候補の日常活動が評価された。
(3)相手が輸入候補で知名度や活動実績も無く、山梨では受け入れられなかった。
(4)連合山梨の全面的な応援は大きな力であった。
(5)1区総支部内の市町村ごとの党組織の確立が急務である。
(6)万全な後援会組織体制についても一層の強化が求められる。
【2区選挙区】
(1)不戦敗は2区有権者に対して、率直にお詫びしなくてはならない。
(2)参議院選などを通じて組織確立を図り、次期には必ず候補擁立を図る。
【3区選挙区】
(1)党組織体制の確立が急務である。
(2)後援会組織の確立も急務である。
(3)公明党が比例で獲得した票23,000余が、自民票に上乗せされたことも見逃せない。
(4)従来の利益誘導型政治の終焉について、首長に理解を求めていく活動が求められる。
(5)この結果を謙虚に受け止め、次期に向けて体制確立を図っていかなくてはならない。
(6)日常からの意識的な支持者接点の確立。